今までの常識がくつがえる!新しい日本の偉人伝『地味スゴ歴史人物伝』日本の歴史に大きな影響を与えた 「地味だけどスゴイ」 歴史人物たち総勢25名

坂本竜馬や野口英世など、偉人伝ではいつも同じ「有名な人物」が注目を浴びます。しかし、実際は脚光をあびていないだけで活躍していた人物はたくさんいます。本書では、そんな「そこまで有名ではないが、じつはスゴイことをしていた」歴史人物たちにスポットを当て、紹介します。

また、現代では悪いイメージがある歴史人物の、知られざる真実や本当の側面にも着目。今までの常識がくつがえるような面白いエピソードから、新しい日本史のかたちが見えてくる一冊です。

聖徳太子を補佐した男 蘇我馬子の“地味スゴ”

「大化の改新」で中大兄皇子(後の天智天皇)と藤原不比等に倒された蘇我氏。蘇我氏と言えば、強引なやり方で政治の実権を握っていた悪徳一家のような印象もあります。

しかし、蘇我氏の黄金時代を築いた蘇我馬子は、じつは仏教を日本に取り入れ、広めたすごい人です。それだけでなく、聖徳太子が行ったとされる「遣隋使」「冠位十二階の制」「憲法十七条」などをサポートし、実行してきた「国づくり かげの立役者」だったのです。

「生類憐みの令」は悪法ではなかった?! 徳川綱吉の“地味スゴ”

「犬公方」などと揶揄されることもある徳川5代目将軍・綱吉は「生類憐みの令」で有名です。じつは、この法律は儒教の教えに基づいて考えられたもので、動物だけでなく捨て子や病人の保護なども重視していました。しかし、この本質が人々にしっかり理解されないまま、役人が厳しく取り締まったため、「人間より動物を大切にする悪法」と勘違いされてしまいました。

綱吉の時代は戦国の世を越え安定期に入ったころ。綱吉は、力で抑えつけて支配する「武」から、法律や倫理で人々を統治する「文」の時代への転換を図った「じつは地味にスゴイ人」でした。

偉人の見方が変わると、歴史の見え方も変わる

歴史は、「点」ではなく「線」の学問、多くの人・コトが関わり合いながら続いてきた長い物語のようなものです。一部のカリスマや派手な存在だけが、歴史を作ってきたわけではありません。「地味にがんばっていた人たちが、じつは日本の歴史を変えていた」「派手な人ばかりでこの世ができているわけじゃない、だれでも物語の主人公になれる」、そんなメッセージを子どもに伝えたいという願いが、この一冊に詰まっています。

他にもこんな“地味スゴ”歴史人物たちが25人登場!

[目次]
第一章 日本のはじまりの地味スゴ人物伝
蘇我馬子、太安万侶・稗田阿礼、坂上田村麻呂、菅原道真、藤原定家
第二章 武士の時代の地味スゴ人物伝
後白河天皇、親鸞、足利義政、伊勢盛時(北条早雲)、明智光秀
第三章 江戸時代の地味スゴ人物伝
山田長政、徳川綱吉、田沼意次、蔦屋重三郎、前野良沢、間宮林蔵
第四章 幕末・明治の地味スゴ人物伝
陸奥宗光、津田梅子、渋沢栄一、中江兆民、北里柴三郎
第五章 大正・昭和の地味スゴ人物伝
市川房枝、池田勇人、松下幸之助